TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 7(決勝)
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの第7戦決勝レースが、岡山国際サーキットで11月30日(日)に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMからプロフェッショナルシリーズに出場した「IBARAKI TOYOPET GR86」の中山雄一選手は31番手からスタートし、23位でフィニッシュ。
クラブマンシリーズに出場した「CABANA GRつくばGR86」の箕輪卓也選手は3番手からスタートし、3位表彰台に上がりました。
2025年11月30日 岡山国際サーキット(岡山県)
プロフェッショナルシリーズ(決勝)
中山雄一選手 決勝23位
クラブマンシリーズ
箕輪卓也選手 決勝3位

間もなく師走を迎えることもあり、厳しい寒さが予想されたレースウィークでしたが、さすがに早朝は冷え込んだものの、プロフェッショナルシリーズのスタート進行開始は11時45分。寒過ぎず、程よいコンディションとなっていました。

最後尾スタートを強いられた中山選手でしたが、ダッシュは抜群! コントロールラインを通過した時には早くも2台を抜き、オープニングラップのうちに25番手に上がります。
2周目はもう1台抜いて、そのまま順位を上げ続けてくれることが期待されましたが、コースアウトした車両を回収するため、3周目からセーフティカー(SC)が導入されることに。先導は2周に及び、リスタートでのオーバーテイクが期待されたのですが……。
前を行く車両にぴたりと着いてはいるものの、ストレートでの伸びを欠き、なかなか抜くまでには至らず、我慢のレースが続きます。9周目から再びSCが導入され、残り1周で再開されましたが、やはりオーバーテイクならず。しかし、先着したドライバーにタイムペナルティが課せられたため、今季最終戦を23位という結果で終えました。

一方、9時30分からスタート進行が開始されたクラブマンシリーズでは、箕輪選手は3番手からのスタートです。クリーンなスタートが切られ、箕輪選手はポジションキープでレースを開始。予選を終えた段階でチャンピオンを決めたドライバーと、激しく3番手を争います。オープニングラップのうちに逃げていたトップのペースが上がらず、2番手争いが熾烈になる中、10周目には完全に追いついて、4台でトップを争うようになりますが、抜き切るまでの決め手を欠きます。
逆に最終ラップのアトウッドコーナーで、4番手に後退しますが、トップにはスタート違反のペナルティで10秒が加算され、順位を落とすことに。箕輪選手は3位に繰り上がり、最終戦を表彰台に上がって終え、ランキング2位も確定しました。

2025シーズンも、これにて終了。プロフェッショナルシリーズでは、中山選手の連続入賞が絶たれたのは残念でした。その一方で初めてシーズンを通じて臨んだクラブマンシリーズでは、箕輪選手が全戦入賞により、惜しくもチャンピオンは逃しましたが、ランキング2位を獲得。来季もIBARAKI TOYOPET RACING TEAMはGR86/BRZ Cupに参戦を予定しています。より一層の結果を残せるよう、再び努力する所存です。ご期待ください。

中山雄一選手
「スタートだけは良かったですね。タイヤが冷えたところは差をつけられるんですが、その後、温まっちゃうとコーナーもダメだし、直線も遅めという感じなので。全然、勝負にならなかったですね。最後も締めたかったんですが、波があるのが86なので、しょうがないですね」

箕輪卓也選手
「最初からペースが今ひとつ上がらなかったんですが、ずっとチャンピオンをいい感じで抑えられていたんですけど、最後は抑えきれなかったですね。中盤で前がバトルして一回追いついたんですけど、まぁ、抜くまでの勢いが作り出せずに、後ろも詰まってくるので、前と後ろの対応で、どうしても後ろの対応になってしまって……。かなり悔しいんですけど、チャンピオン獲れなかったのも、今年1年の結果なので、来年どうなるかわからないですけど、切り替えてシーズン、準備して来年に向けて頑張りたいと思います

中居邦宏エンジニア
「雄一くんには予選で不運があったとしても、基本的に全然ダメだったので、元々。まぁ、セットアップなのか、まともには行っていないですね。ここまで出たレースは入賞していたので、今回も行って欲しかったですね、仕方ない。
箕輪くんはね、1回も勝っていないですからね、1回ポールは獲りましたけど。1回も勝っていないのが問題というか、そこがないとシリーズポイントで上には行けないので、1回でも勝ちたかったですね。まぁ、もてぎがもし、普通に走れていれば、たぶんもうちょっと前に行ったんじゃないかと。そうすれば、最後まで接戦で来られたんじゃないですかね。もてぎだけすごくポイント落としているんで、そこだけが問題でしたね」

グエンメカ
「サーキットは今回が初めてです。いい経験になりました。普段はサービスの整備士をやっています。この経験を活かせそうです。またサーキットには来たいですね」
齊木メカ
「サーキットは初めてになります。こんな近くでレースを見たことがなかったので、速度の感じだったり、緊迫した雰囲気を味わえて、いい経験になったのと、平場で車をいじらせてもらって、工場より不便なところでやっているのに、迅速にかつ丁寧にやっていますので、見習いたいと思いますね。今回は平場でのタイヤの付け替えやジャッキアップがメインだったんですが、それとあとタイヤのシェービングをやらせていただきました。また機会がありましたら、参加させていただきたいです」
藤井メカ
「サーキットは何度か今まで行ったことはありますが、レースメカニックとしての研修は初めてです。何回か行く機会があって、筑波とかもてぎには行っていまして、岡山までのレースメカとしての参戦は初です。やっぱり映像とかお客さん目線で見ているレースより、レースメカとして車両の整備や取り回しを見せてもらって、緊迫感もあって楽しかったです。また機会があればやりたいです」
西山メカ
「今まで研修で何度か、もてぎに研修で行かせてもらいました。707号車の整備を、タイヤの付け替えだったり、シェービングですね、そのあたりの作業をやらせてもらいました。一般の方の車両とやる作業とは違って、タイヤについての知識もついたと思うので、そのあたりをお客さまとのコミュニケーションの中で使っていけたらと思っています。










