TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 7(予選)
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第7戦の予選が岡山国際サーキットで11月29日(土)に開催され、プロフェッショナルシリーズでは「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手が31番手、そしてクラブマンシリーズでは「CABANA GRつくばGR86」をドライブする箕輪卓也選手が3番手を獲得しました。
2025年11月29日(予選) 岡山国際サーキット(岡山県)
プロフェッショナルシリーズ
中山雄一選手 予選31番手
クラブマンシリーズ
箕輪卓也選手 予選3番手

2025年もIBARAKI TOYOPET RACING TEAMは、トヨタGR86とスバルBRZで競われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに参戦。プロフェッショナルシリーズには中山雄一選手を、そしてクラブマンシリーズには箕輪卓也選手を擁し、岡山国際サーキットが舞台のシリーズ最終戦に臨みました。
海外レース参戦のため、ここまで6戦のうち3戦を欠場している中山選手ですが、現在のシリーズランキングは10位。それでも出場した3戦すべて入賞していますから、今回もその例に違わぬはず。さらに順位を上げることが期待されます。

一方、箕輪選手はランキング2位で、トップとの差は22ポイント。したがって今回、ポール・トゥ・ウィンを飾った上で、ファステストラップをも記録し、かつトップがノーポイントに終わった場合は同ポイントで並びます。その場合、GR86/BRZ Cupでは得点回数が優先されるため、全戦入賞の箕輪選手がチャンピオン獲得! しかし、裏を返せばポールポジションを獲れなかった時点で逃げ切られてしまいますから、まさに首の皮一枚だけ残された可能性ではあります。

ドライバーふたりにベストを尽くしてもらうため、水曜日にサーキット入りして、練習を開始。セットアップは入念に、正しい方向で進んでいった結果、ふたりとも従来のレコードタイムを専有走行で上回りました。しかし、箕輪選手は1分48秒573で4番手、中山選手は1分44秒927で21番手に……。

ただ、「1コーナーでブレーキを置きに行き過ぎていて、そこでコンマ2秒ロスしていたので、走りながらわかっていたことではあったので、やっぱりそうだったのかと。あんまり悲観していないので、復習して、イメトレして予選ではB組トップを獲ることを最低限目的とします」と箕輪選手。
そして中山選手も「今回に向けて用意してもらったことが全部裏目に出ちゃって、3日間かけて元に戻ったっていうか。最後がいちばん良かったです」と語っていただけに、ともに伸びしろはまだまだありそうなムードでした。

そして迎えた予選では、中山選手に不運が。低い気温、路面温度に対して、普段ならば計測1周目から行うアタックを、あえてウォームアップの1周を加え、計測2周目から行うも、走路外走行があり、自己ベストタイムが採用されず。さらにもう1周走りましたが、タイヤのピークは過ぎており、1分46秒926を出すに留まって31番手、最後尾スタートを余儀なくされてしまったのです。

そして先駆けて行われたクラブマンシリーズの予選では、箕輪選手はすぐにコースインせず、ほぼ折り返しのタイミングからアタックを開始。一発を決めて1分48秒161をマークしましたが、惜しくもグループ2番手に終わり、逆転チャンピオンの権利は失われてしまいました。それでも決勝は3番手からのスタートとあって、優勝を狙えるポジションから臨むことになります。

クラブマンシリーズの決勝は日曜日の9時45分に、プロフェッショナルシリーズの決勝は12時にスタートの予定です。それぞれ10周のレースになります。中山選手の追い上げと箕輪選手の今季初優勝、そしてIBARAKI TOYOPET RACING TEAMの活躍をご期待ください。

中山雄一選手
「車の状態は若干良くなっていましたが、根本的には直っていなくて、全然グリップしなかったです。四脱しちゃったんですけど、それで少しロスしていて、うまくいっても45秒0ぐらいで、20何番手になっていたかな、という感じでした。何が原因かわかりませんが、もうこれ以上、決勝で下がることはないので思い切り走ります」

箕輪卓也選手
「ちょっとトップのタイムは見えない感じで、悔しさはあるんですが、とりあえず全体として2番手のタイムということで、チャンピオンになったドライバーには勝てたので、しっかり切り替えて、明日は優勝目指して頑張ります。昨日もしっかり復習して、いいイメージで走れて……、いや、ちょっと最終コーナーで決めきれないところはありました。うまくいっていても追いつかなかったでしょうから、それだけトップがすごかったということですね」









