TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 3(予選)
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第3戦がスポーツランドSUGOで6月14日(土)から開催され、クラブマンシリーズの予選で、「CABANA GRつくばGR86」をドライブする箕輪卓也選手は2番手を獲得しました。
トヨタGR86とスバルBRZで競われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに挑む、IBARAKI TOYOPET RACING TEAM。今回もプロフェッショナルシリーズの中山雄一選手は、海外レース参戦のため欠場。クラブマンシリーズに箕輪卓也選手とともに臨みました。
クラブマンシリーズで、ふたつのレコードホルダーである箕輪選手。 ひとつが前回のモビリティリゾートもてぎで、そしてもうひとつがSUGOです。 ただ昨年、記録した1分39秒266は、5月の開催でしたから、更新は微妙なところ。まして、6月ですから雨の心配もあります。
幸い、金曜日に行われた専有走行は天気も良く、ドライコンディションが保たれました。水曜日から走行を開始し、好調だった箕輪選手。
しかし、気になるのは直前までFIA-GT3の練習走行が3時間(!)も行われており、路面状態が大きく変わっていなければいいのですが。
ところが、意外にもFIA-GT3のラバーが乗ったことで、コンディションは向上。
レコードタイムは早くも更新されました。ただ、箕輪選手ではなく……。コースインして、すぐアタックをかけた箕輪選手でしたが、その最中に不運にも赤旗が。
タイヤのいちばん美味しいところを使いきれず、1分39秒812で6番手に甘んじてしまいました。
「トップは見えないまでも、その次には」と走行後に語っていた箕輪選手。予選こそ本領発揮が期待されましたが、土曜日に東北地方は、梅雨入りしたではありませんか! 朝からポツポツ雨が降り出し、予選までに路面は完全に濡れてしまいました。
ドライコンディションでしたら、今やクラブマンシリーズも上位はワンアタックで決めますが、ウェットコンディションなら周回を重ねることが可能です。普段はピットに待機して、すぐにはコースインしない箕輪選手ですが、セッション中に雨量が増える可能性もあります。逆もまた然り。コースオープンと同時に箕輪選手も走行を開始します。
計測1周目こそ1分46秒943で4番手でしたが、1周のクールダウンを挟んで1分45秒661にまで短縮を果たし、2番手に浮上。
その後は雨量が増したこともあり、最後まで走り続けた箕輪選手でしたが、タイムアップならず。それでも2番手を獲得し、フロントローから決勝に臨むことになりました。
クラブマンシリーズの決勝は日曜日の12時55分にスタートを予定。13周での争いとなります。
箕輪選手と「CABANA GRつくばGR86」の活躍にご期待ください。
箕輪卓也選手
「予選の20分を3分割すると、最初の1/3がいちばん雨量は少なくて、その後、徐々に増えていったという感じでした。
タイムはやっぱり前半のところで、みんなタイムが出ていて、自分としてはベストを尽くせたと思いますが、トップとはちょっと差があるので……。
いきなりの雨でしたが、そのあたりの見極めの精度を高めていきたいですね。
SUGOの雨は本当に初めてで、けっこう死ぬ気で行ったんですけど(苦笑)。
今後は雨のテストもやって、差を埋めていきたいと思います」