TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 2(予選)
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第2戦がモビリティリゾートもてぎで5月24日(土)から開催され、クラブマンシリーズの予選で、「CABANA GRつくばGR86」をドライブする箕輪卓也選手は10番手を獲得。
そして、同シリーズにスポット参戦の、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする阪本知洋選手は36番手となりました
トヨタGR86とスバルBRZで競われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupを、今年もプロフェッショナルシリーズを中山雄一選手と戦う、IBARAKI TOYOPET RACING TEAM。しかし、前回報告したとおり中山選手は海外レース参戦のため、第2戦を欠場。
その一方で、今年からクラブマンシリーズにもフル参戦することになり、新たに起用された箕輪卓也選手は、開幕戦のオートポリスで2位に。チームのホームコースで狙うは、もちろん今季初優勝です。また、今回は阪本知洋選手が、昨年の最終戦以来のスポット参戦となります。
もてぎのクラブマンシリーズレコードホルダーは、他ならぬ箕輪選手。2分16秒592を記録した、昨年の自分を果たして超えられるでしょうか? ただ、昨年の11月開催とは異なり、今年は5月開催とあって、条件としては厳しくなっていますが、お手並み拝見です!
なお、今回用意されるグリッド45台に対し、エントリーは48台とあって、3台がコンソレーションに回ることになります。昨年はあと一歩のところで本戦出場を逃し、コンソレーションに3番手から臨むことになったものの、優勝を飾っている阪本選手ですから2年連続で……、いやいや、今年こそ本戦出場を目指してもらいましょう。まずはレース中に記録した自己ベスト、2分20秒746を上回ることがターゲットになります。
金曜日に行われた専有走行では、箕輪選手が2分17秒597を記録してA組の2番手に。総合でも2番手につけ、好発進となりましたが、レコード更新は難しそう。
一方、阪本選手はミッショントラブルに見舞われ、1周しか走れず2分22秒317を記すに留まりましたが、これが予選で出なかったことは、むしろ不幸中の幸いだと考えるべきでしょう。
そして迎えた土曜日の予選。朝から雲行きは怪しかったのですが、天気予報によれば日中は降らないとのこと。これを信じて待ち構えましたが、日頃の行いが良かったのでしょう、なんとかドライコンディションは保たれました!
計測は11時5分から15分間、箕輪選手、阪本選手ともにA組での出走です。1周でも多く走りたい阪本選手はコースオープンと同時に、逆にコンディションが少しでも良くなるであろう、セッション後半に勝負をかけた箕輪選手は、しばらくピットで待機してからピットを離れることになりました。
まずは阪本選手。計測1周目に2分22秒024を記録し、本格的に攻め込んだ次の周には2分20秒588にまで短縮を果たし、昨年のタイムを超えます。続けてもう1周と行きたいところですが、タイヤはすでにピークを過ぎており、タイムアップならず。ピットに戻ってきたのと、交代するかのようなタイミングで箕輪選手がコースイン。
計測1周目から2分17秒467を記してきた箕輪選手は、さらにコースを攻め立てますが、2周続けて2分18秒台に留まってしまいます。その結果、A組の5番手となり、総合では10番手から決勝に臨むことに。そして阪本選手は総合36番手に。難なく本戦出場となりました!
クラブマンシリーズの決勝は日曜日の10時5分にスタートを予定。10周での争いとなります。箕輪選手と「CABANA GRつくばGR86」、阪本選手と「IBARAKI TOYOPET GR86」の活躍にご期待ください。
箕輪卓也選手
「結果的に1コーナー、2コーナー、3コーナーでミスをしてしまって、気温が低いことを、もうちょっと頭に入れておいて、アウトラップでももう少しだけタイヤを温めておけば……っていうところでした。
車が良かっただけに、自分の失敗で申し訳ない感じなんですけど、切り替えて明日の決勝、意地でもポイント獲れるように頑張りたいと思います」
阪本知洋選手
「なんとか出せました。走り方をニュータイヤに合わせられたというのがあったんですが、まだ行けたと思うんです、分析したら。コーナー、コーナーでコンマ数秒はまだ縮められるので、本当は19秒台に行くかなと思っていたんですけど。頑張ります、決勝は」