TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 1(決勝)
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの第1戦決勝レースが、オートポリスで4月6日(日)に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMからプロフェッショナルシリーズに出場した中山雄一選手は4番手からスタートし、大接戦の末ポジションを守り抜いて4位でフィニッシュ。そしてクラブマンシリーズでは箕輪卓也選手が2番手からスタートし、こちらも大激戦を経て2位を獲得しました。
プロフェッショナルシリーズの予選ではトップから1秒以内に、実に21人がずらり。相変わらずハイレベルな戦いでした。もちろん、その中には中山雄一選手も。まさに相手にとって不足なし、といったところです。何より、予選より決勝に強い印象を抱かせてくれたドライバーですから、まだまだ順位を上げてくれそうです。
若干の肌寒さは感じますが、予選後に天候は回復し、上空に青空が広がるまでに、しっかりコンディションは保たれた決勝レースは10周での争い。中山選手はスタートで絶妙のダッシュを見せましたが、まずはナカヤマ精密コーナー(1コーナー)へはポジションキープとなる4番手で進入。1周目を終えた段階で、前を行く3台からは離されてしまいますが、後続を従えて周回を重ねていきます。
1周たりとも差が1秒と広がらない大接戦でしたが、最後まで中山選手はプレッシャーに屈せず。表彰台にはあと一歩届かず、4位となりましたが、まずまずの開幕ダッシュを決めることができました。
一方、チーム新加入から、いきなり1戦目にしてクラブマンシリーズでフロントローを獲得した箕輪卓也選手は、スタートダッシュは良かったものの、ポールシッターの前に出るまでには至らず。オープニングラップこそトップに食らいついて行きましたが、2周目からは徐々に離されてしまいます。その後は後続の猛攻を受けますが、冷静な走りでしっかり対処。最後まで逆転を許さず、2位でゴールしました。
シリーズ第2戦はモビリティリゾートもてぎで5月24〜25日に開催されます。言うまでもなく、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMのホームコースです。箕輪選手ともども、引き続きの活躍をご期待ください。
中山雄一選手
「しんどかったですね。ちょっとセットがロングに全然合ってなかったですね。残り3周ぐらいでようやく行けるようになってきたんですけど、序盤のペースが全然上がらなくて、プッシュできませんでした。でも、開幕戦にしては良かったかなと思っています。このオートポリスは苦手としていたんで、それを思えば良くなったんじゃないでしょうか」
箕輪卓也選手
「最初、蹴り出した瞬間は僕の方が早かったんですが、そこからが同じだったのか、ちょっと前に出るまでには行きませんでした。レースペースが1位の選手、速いのはあったんですが、僕もちょっと遅いところがあったので、今後ちょっと改善しないといけないですね」
中井エンジニア
「たぶん箕輪くんの方は、セットアップをアンダー方向に振りすぎた。雄一くんの方はちょっと攻めて、プレッシャーが低すぎた。最終ラップ2ラップは良かったけど、そこまでに上がってこられなかったから、結果こうなったという感じではあります。でも、今後は大丈夫です、うまく合わせ込めれば、行けると思います」