TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 1(予選)
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第1戦がオートポリスで4月6日(日)から開催され、プロフェッショナルシリーズの予選において、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は4番手を獲得。そして、新たに挑むクラブマンシリーズの予選において、「CABANA GRつくばGR86」をドライブする箕輪卓也選手は2番手を獲得しました
トヨタGR86とスバルBRZで競われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupを、今年もIBARAKI TOYOPET RACING TEAMはプロフェッショナルシリーズを中山雄一選手と戦うことになりましたが、中山選手が海外レース参戦も予定しているため、第2戦以降の参戦は流動的なのが悩ましいところではあります。その一方で、今年から新たにクラブマンシリーズにもフル参戦。箕輪卓也選手を走らせることとなりました。GR86/BRZ Cupは2年目で、昨年は最終戦・もてぎを制し、ランキング4位となった将来有望なドライバーです
昨年より1か月早い開幕となり、初めてオートポリスがその舞台となりました。プロフェッショナルシリーズのエントリーは29台で、相変わらず強力なライバル揃いです。
昨年、中山選手は3年連続でランキング5位。表彰台には2度上がりましたが、優勝がなかったのが心残りではありました。今年は出られるレースすべて好結果が求められるところです!
水曜日から練習を開始し、入念にセットアップを進めていった「IBARAKI TOYOPET GR86」は、最終チェックとなる土曜日午後の専有走行において、2分6秒672を記録し、レコードタイムにも肉薄して3番手につけました。
一方、28台がエントリーしたクラブマンシリーズでは、専有走行で箕輪選手がコースインを遅らせ、しっかりクリアラップが取れる状態で2分11秒868を記録して2番手と、ふたりとも滑り出しは上々です。
今回はシリーズ唯一の1デイイベント。そのため、慌ただしくもありますが、いい意味で緊張感を、予選から決勝レースまで保てるというメリットもあります。まずは午前に行われた予選の計測時間は、両クラスともいつものように15分間。夜半に降った雨が路面に残り、またうっすらと霧がかかる状況で、まずはクラブマンシリーズの予選が行われました。
クリアラップを取りやすいよう、また少しでも路面状態が向上することを期待し、専有走行同様、箕輪選手はセッション後半に勝負をかけましたが、狙いは的中! 赤旗でも出ればよもやというタイミングでしたが、2分11秒085でいきなり2番手につけました。
続いて行われたプロフェッショナルシリーズの予選では、路面もほぼ乾いていたこともあり、中山選手はコースオープンから2分後に走行を開始します。しっかりクリアラップが取れた状態で一発を決めて2分6秒106をマークして、その時点での2番手に。しかし、後半に勝負をかけたドライバーふたりの先行を許し、4番手となりました。
クラブマンシリーズの決勝は本日13時55分から、そしてプロフェッショナルシリーズの決勝は、14時55分にスタートを予定。それぞれ10周での争いとなります。箕輪選手と「CABANA GRつくばGR86」、中山選手と「IBARAKI TOYOPET GR86」、の活躍にご期待ください。
中山雄一選手
「ほぼドライでしたね。でも、若干濡れていたかな。後半に行けば良かったな、という感じでした。でも、一昨年ぐらいの鈴鹿から高荷重のサーキットがダメになってきて、去年もオートポリスでは苦戦して予選16番手でしたから、そういうところで考えると、セットアップも方向性も見つかって、ブリヂストン勢の上位に肉薄できるところまで来たので、そこは収穫でした。かなりギリギリのところまで行けたと思います。4番手なので、とりあえず表彰台を目指して頑張りたいと思います」
箕輪卓也選手
「濡れているようだったので、みんなが走ってくれた方が路面はより良くなっていくだろうなと思っていたので、ちょっと待ってから出て行きました。実際には、ほぼ乾いていました。路面も砂が出ているという印象はなかったです。もうちょっと、はい。ちょこっと、ちょこっと思うところはあるので、それは次の課題として。あとは決勝、スタートで抜けるように頑張ります」