ブリヂストンユーザーとして予選、決勝とも2番手
ベストを尽くし、ポテンシャルを発揮。シリーズでは5位に
TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 8
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの最終戦決勝レースが、モビリティリゾートもてぎで11月24日(日)に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMからプロフェッショナルシリーズに出場した中山雄一選手は9番手からスタートし、バトルを繰り広げた結果、8位になりました。
2024年11月23〜24日 モビリティリゾートもてぎ(栃木県)| 晴れ/ドライ 10周(34台)| 中山雄一 予選9番手/決勝8位
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き参戦。「IBARAKI TOYOPET GR86」で、4年目のタッグとなる中山雄一選手を擁し、プロフェッショナルシリーズの全8戦に臨む。最終戦の舞台は、チームのホームコースでもある、モビリティリゾートもてぎだ。
金曜日の専有走行では2分11秒906を記録し、4番手ながらブリヂストンユーザーのトップだった中山選手。予選にも期待がかかるも、好天の中、予選を前にして吹いた冷たい風が路面温度を下げてしまう。すぐにコースインせず、後半勝負とするも2分11秒933を出すに留まり、9番手に。それでもブリヂストンユーザーとしては2番手につけることとなった。
「自分的には大きなミスもなかったんですが、今日は気温が下がっちゃった分、タイヤの温まりが悪くて、セクター1が遅かったですね。もう5度ぐらい上がらないと、タイヤ的には厳しかったですね。残念。しょうがないです。決勝は頑張ります」(中山雄一選手)
また、今回はクラブマンシリーズに阪本知洋選手が2年半ぶりに参戦。予選はグループ24番手に甘んじ、コンソレーションに回ることになりましたが、3番手からスタートを切り、トップのスピンでオープニングラップのうちに2番手に浮上。そのままポジションを守ってチェッカーを受けた。しかし、レース後にご褒美が。トップだった選手がスタート手順違反のペナルティを受けたことから、阪本選手が優勝!
「信じられないよね、みなさんのおかげです。メンバーみんなの力で上がれました。雄一くんにもパワー送らないといけないね!」(阪本知洋選手)
予選に続いて天気に恵まれ、決勝では冷たい風も吹かず。条件に恵まれた中、中山選手はさっそくオープニングラップのうちにひとつ順位を上げ、8番手でレースを開始する。そして2周目にはファステストラップとなる2分13秒330を記録して1ポイントを稼ぐと、しばらく我慢の時と判断し、タイヤを温存して後半勝負に構えることに。
最終ラップに先行する1台がトラブルでペースを落とし、そして1台に抜かれてしまうも、結果としてポジションを最後まで保って8位でゴール。最終的なシリーズランキングとしては5位とはなったが、シーズンを尽くしてベストを尽くせた自負も。来たるシーズンに、一層の躍進を誓っていた。
「スタートからの加速がかなり良くて、ひとつ順位を上げることができました。まずはファステストラップ狙いで、それが上手く決まってからは小休止してタイヤを休ませて、後半勝負だと思っていて。その作戦どおり後半のペースが上がってきて、最終ラップに1台抜いて、1台抜かれて順位キープになりました。今年はフルで参戦して、エンジニアの高橋さんと一緒に頑張ってきました。今回の結果としてはあまり良くありませんが、ブリヂストンユーザーとしては2番手だったので、タイヤは上手く使えていたのかな? そこはすごい自信になっているので、ポジティブにとらえて来シーズンまた頑張れたらと思います」(中山雄一選手)
「気温とか気候というのはあるのかなと、あるのかなとは思うんですが、ブリヂストン勢として今日は2位、専有はトップだったので、ポテンシャルは高かったと思います。もうちょっと気温が高い中でアタックできていれば、またレースも違ったんじゃないでしょうか。来シーズンこそは、チャンピオン目指して頑張っていきたいと思います」(高橋エンジニア)
「サーキットは初めてです。整備士として、レースの世界は思っていたより気を使うし、そういうところをこれからの仕事で活かして、小さいことも気を使ってやりたいと思います。またやりたいですね」(栩木メカ)
「楽しかったです。サーキットは初めてで、レース見るのも初めてです。速くて、かっこよかったです。いつもは正確に、間違えないように、先輩に確認しているんですが、今回はひとつひとつの作業が、全部変わっちゃうので、自分が間違えたら。責任感やばくて、でも、できたかなと思います。レースやってる車いじっていたんだ、整備していたんだと思ったら、自分でもすごいなぁと思いました」(浅野メカ)
「今日は180号車をメインで、メンテナンスさせていただきました。今回が初めてではなく、この前の型のシリーズは帯同したことはあるんですが、新しいシリーズになってからは初めてなので、いろいろ勉強させていただきました。機会があれば、またやってみたいと思います。いろいろ勉強になりました」(古市メカ)