TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 8
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの最終戦決勝レースが、モビリティリゾートもてぎで11月24日(日)に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMからプロフェッショナルシリーズに出場した中山雄一選手は9番手からスタートし、バトルを繰り広げた結果、8位になりました。
2024年11月24日 モビリティリゾートもてぎ(栃木県) | 中山雄一 決勝 8位
予選の行われた土曜日に引き続き日曜日も、とても11月の下旬とは思えない、穏やかな小春日和となりました。9番グリッドから決勝に臨む中山選手は、今年最後の戦いでどんなレースを見せてくれるのか。期待は高まる一方でした。
するとどうでしょう、中山選手は抜群のダッシュを決めて、1コーナーまでに8番手に浮上! 2周目にファステストラップとなる2分13秒330を記録して、まず1ポイントを稼ぎます。もてぎは抜きどころの多いサーキットとは言い難いため、しばらく我慢の時と判断し、タイヤを温存し、後半勝負と構えます。
最終ラップになって1台がトラブルで脱落、そして1台に抜かれてしまいますが、ポジションはキープしたままフィニッシュ。8位という結果を残すこととなりました。最終的なシリーズランキングは5位となりましたが、シーズンを通じベストは尽くせたという自負はあります。来たるシーズンにも、より一層の応援、支援よろしくお願いいたします!
「スタートからの加速がかなり良くて、1コーナーに対してかなりアドバンテージ持っていけましたが、タイヤの温まりが悪くて、1周目のグリップがかなり低かったので、コーナーでちょっと勝てなかったんですけど、2台がバトルしていて漁夫の利みたいな感じで、スッと抜けられて良かったと思います。まずはファステストラップ狙いで、それがうまく決まってからは、小休憩してタイヤを休ませて、後半勝負だと思っていて、その作戦どおり後半のペースが上がってきて、前に追いついてきたんですが、そこの戦いはうまくいかなくて、1台抜いて、1台抜かれて順位キープになりました。今年はフルで参戦して、1年間この車で戦いながら、いいところ、悪いところ見つかりながら、エンジニアの高橋さんと一緒に頑張ってきました。今回、結果としてはあんまり良くありませんが、ブリヂストンユーザーとしては2番手だったので、ブリヂストンのタイヤをうまく使えているのかな? そこはすごい自信になっているので、そこはポジティブにとらえて、来シーズン頑張れたらと思います」(中山雄一選手)
「予選からブリヂストン勢としては、うちと堤選手だけで、他は10番手以下に沈むっていうところでのスタートで、気温とか気候というのはあるのかな、とは思うんですが、ちょっとライバルメーカーにやられちゃったかな、って気はしています。その中では今日も2位、専有はトップで行けたので、ポテンシャルは高かったと思います。あとはこの寒暖差との合わせ込みを、セットアップを煮詰める時間は必要なのかと思います。もうちょっと気温が高い中でアタックできたら、もうちょっとブリヂストンのドライバーで囲められて、またレースも違ったのかな、と思いますね。今シーズン、チャンピオンを狙っていたんですが、来シーズンこそは! また頑張っていきたいと思います」(高橋エンジニア)
「サーキットは初めてです。整備士として、レースの世界は思っていたより気を使うし、そういうところをこれからの仕事で活かして、小さいことも気を使ってやりたいと思います。またやりたいですね」(栩木メカ)
「楽しかったです。サーキットは初めてで、レース見るのも初めてです。速くて、かっこよかったです。いつもは正確に、間違えないように、先輩に確認しているんですが、今回はひとつひとつの作業が、全部変わっちゃうので、自分が間違えたら。責任感やばくて、でも、できたかなと思います。レースやってる車いじっていたんだ、整備していたんだと思ったら、自分でもすごいなぁと思いました」(浅野メカ)
「今日は180号車をメインで、メンテナンスさせていただきました。今回が初めてではなく、この前の型のシリーズは帯同したことはあるんですが、新しいシリーズになってからは初めてなので、いろいろ勉強させていただきました。機会があれば、またやってみたいと思います。いろいろ勉強になりました」(古市メカ)