TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 7
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup の第7戦決勝レースが、鈴鹿サーキットで10月6日(日)に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAM からプロフェッショナルシリーズに出場した中山雄一選手は8番手からスタートし、激しいバトルを繰り広げて7位になりました。
2024年10月6日 鈴鹿サーキット(三重県) | 中山雄一 決勝 7位
予選が行われた土曜日に続いて、日曜日もドライコンディションが保たれました。ということは、予選同様、 ロングランができておらず、ぶっつけ本番になりますが、条件は誰にも一緒。
何より8番手からのスタートということもあり、追い上げ上手の中山選手に対して、期待は一層高まります。
絶好のスタートを切った中山選手、そして IBARAKI TOYOPET GR86 は、スタートで1台に抜かれ、しかし1台を抜いて、まずはポジションをキープ。
そして先行する車両のトラブルによる脱落で2周目にはひとつ順位を上げます。
6番手を争う集団の中で、後方からもプレッシャーをかけられますが、屈することなく中山選手も前の車両を抜くチャンスを待ちます。
そんな中、半ば強引な後続車両のチャージにより、5周目にひとつ順位を落としますが、離れることなく引き続きバトルを繰り広げる中山選手。
チャンスは最終ラップに訪れました。
まさに団子状態で4台がヘアピンに飛び込む中、しっかり位置取りに成功したことから、続くスプーンで並び、そしてバックストレートで完全に前に出ることに!
その結果、7位でのゴールとなり、またしても終盤の強さを見せるとともに、予選よりも順位を上げてくれました。その結果、ランキングの3位はキープ! 今回でチャンピオンは決まってしまいましたが、優勝すればランキング2位も可能とあって、地元モビリティリゾートもてぎでの最終戦で、有終の美を飾ってもらいましょう。
11月23〜24日に開催されます。大いにご期待ください!
また、クラブマンシリーズに初参戦の田上蒼竜選手は、予選19番手からオーバーテイクを重ね続け、8位でフィニッシュ。貴重なポイントをいきなり稼いでくれました。
「スタートで1台抜きましたが、1台に抜かれてポジションキープとなり、けっこうもつれながら集団の中で ごちゃごちゃやっていました。
トラブル車両がいたからひとつ順位を上げて、1台抜いたけど、抜かれてしまう、その繰り返しで終わりました。
展開が悪かったですね。ペースは良かったんですけど、仕掛けるタイミングが悪かったのと、詰まっちゃったところで後ろに抜かれて。
最終ラップは僕を抜いていった車が、その前にいた車はもうヘロヘロだったので、2台ともに抜くことができました。とりあえず順位を上げて、ランキングは3位タイで最終戦行けますから、優勝すると2位が見えてきますので、そこを狙っていきます」(中山雄一選手)
「サイドブレーキがあるというのが、フォーミュラ出身の僕にとって、すごくやりやすく、スタートがうまくいきました。
あとは去年、FIA-F4 で鈴鹿では2回も20番手ぐらいからスタートしているんですが(苦笑)、その経験を活かして1周目は空いているところを目指して、ズバズバ抜けました。
予選では悔しい思いをしましたが、今日はアジャストできてすごく良かったです。
またチャンスいただいたら、今度はてっぺんを目指したいと思います」(田上蒼竜選手)
「今週は雨続きで、ドライのデータがなかなか……。去年のベースでやってきたんですが、内圧を雄一くんの思っているところに合わせきれず、悔しく思います。
去年とタイヤが違うので、そこがうまくいかなかった理由でもありました。
それでも雄一くんがひとつ順位を上げてくれたので、最終戦に向けて『ああしよう、こうしよう』と、またできるように頑張ります。
次は地元のもてぎですが、走ったことないんです予、この車では、去年は欠場だったので。
データも一から作らなくちゃいけないんですが、それを含めて、しっかりやっていきます」(高橋エンジニア)
「サーキットに来るのは初めてです。めちゃくちゃ楽しかったです。いちばん貢献できたと思うことはチームワークです。
私がこれやっていますので、他の人にあれやって欲しいね、とチームワークでやれば、そこで作業のモチベーションも上がって、作業も早く終わりますから。良かったです。
また機会があれば、やりたいです」(ロニーメカ)
「サーキットは初めてです、直でモータースポーツを見たことなかったので、この熱気はすごいなと思います。達成感はありますね、やったなと思っています。次回があれば、またやらせてもらいたいです」(鈴木メカ)
「サーキットに来たのは初めてで、画面でレースを見られて、裏側を知れて、ずっと興奮しっぱなしの連日でした。
主にやったのはジャッキアップとタイヤの脱着といった基本作業でした。
今日に至ってはタイヤのシェービング、タイヤカスを取るというのをやっていました。またやりたいです。」(東ケ崎メカ)
「鈴鹿に来たのは初めてなので、ストレートの傾斜がこんなにきついのか、ということにびっくりしました。
他のサーキットには行ったことがあって、普段は筑波を自分の車で走ってもいます。
ちょっと長旅じゃないですけど、途中で疲れが出ちゃったんですが、やれることはやったなと思います。
体調崩さなかったら、もうちょっと良かったかなと思いますが。機会があれば、また来たいと思います」(横田メカ)