TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 7
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第7戦の予選が鈴鹿サーキットで10月5日(土)に開催され、プロフェッショナルシリーズにおいて、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は8番手を獲得しました。
新型トヨタGR86とスバルBRZによって争われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupは今年で3年目を迎え、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き中山雄一選手とともに、全8戦を戦います。
2024年10月5日 鈴鹿サーキット(三重県) | 中山雄一 予選 8番手
岡山国際サーキットで行われた、前回のシリーズ第6戦では9番手からスタートし、繰り返したオーバーテイクによって、中山選手は5位でフィニッシュ。相変わらずのレース巧者ぶりを示してくれましたが、予選でもっと上の順位なら……と誰もが想像するのではないでしょうか。実際には1秒どころか、コンマ数秒の間にずらり並ぶ激戦区ですから、思うほど甘くはないのは重々承知の上です。でも、中山選手ならきっとやってくれると信じて!
10月にも入って、ようやく残暑からは解放されましたが、その代わりにこの週末は天気が悪そう。走り始めの木曜日は、終日雨に見舞われてしまいます。
とはいえ、第6戦から投じられた、ブリヂストンの最新タイヤ、POTENZA RE-10Dのウェット性能を試すに、絶好の機会となったのも事実。引き出しを増やすこともできました。
金曜日の専有走行も、また雨模様。中山選手は2分34秒514で16番手、トップとは2秒差がありました。絶えず雨量が変化していましたから、タイミングを逸してしまったのでした。果たして、天気はどちらに転ぶのか?
ドライコンディションになれば、それこそ予選はぶっつけ本番となりますが、気持ちよく走りたいのもまた事実でした。
土曜日の天候は曇り。レースウィーク初のドライコンディションです。クラブマンシリーズで複数回の赤旗が提示されたため、定刻より15分遅れの11時05分に予選開始。
シグナルの合図とともにたくさんのマシンがピットロードに飛び出し、17番ピットに待機していた中山選手も隊列に続く形でコースに入ります。インラップで前のマシンを抜き、スペースを作り、2周目にアタック。
中山選手はミスなくアタックをまとめ、2分26秒757をマークし、9番手につけます。翌周にピットへ戻り、アタック終了。上位の選手に走路外走行のペナルティが科されたため、中山選手の正式結果は8番手となりました。
また、今回クラブマンシリーズでデビューを果たした田上蒼竜選手は、カートレース、スーパーFJで実績を残し、昨年はFIA-F4も戦っていたドライバーですが、ツーリングカーはまったく初めて。
それにもかかわらず、予選ではA組10番手(19番手スタート)と、期待以上の活躍を見せてくれました。
プロフェッショナルシリーズの決勝レースは明日、10月6日の11時40分にフォーメイションラップ開始の予定で、8周での戦いとなります。
中山選手とIBARAKI TOYOPET RACING TEAMの応援、よろしくお願いします。
中山選手のコメント
「昨日までずっと雨でドライが走れなかったので、ぶつけ本番のドライの予選になりました。
今までのデータから、鈴鹿はこんなもんだろうというところで、今シーズンいちばん良かったセットアップで臨みました。タイヤが新しくなっているということも加味して、去年の鈴鹿から比べると、だいぶ硬い方向にセットアップしていったのですが、アタック自体は大きなミスはなく、まとまったかなという感じでした。
ただ、同じブリヂストン勢と比べても、トップと比べてもけっこう差があるという状況になっていて、結果としては悔しい予選でした。比べられるところがあまりなく、何が悪かったのかを判断するのがちょっと難しい状況ではあるのですが、とりあえず予選9番になれて、前はほとんどダンロップ勢なので、決勝ではブリヂストンの強みを生かして、何台か抜けたらいいなという風には思いますね。また5位ぐらいを目指して戦うかなという感じです」