TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 6
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第6戦の予選が岡山国際サーキットで9月14日(土)に開催され、プロフェッショナルシリーズにおいて、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は9番手を獲得しました。
2024年9月14日 岡山国際サーキット(岡山県) | 中山雄一 予選 9位
新型トヨタGR86とスバルBRZによって争われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupは今年で3年目を迎え、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き中山雄一選手とともに、全8戦を戦います。
富士スピードウェイの第4戦では3位、十勝スピードウェイの第5戦では2位と、このところ成績が右肩上がりの中山選手。
となれば、次に狙うは優勝しかありません。前回から使用するタイヤがブリヂストンの最新モデル、POTENZA RE-10Dに改められましたが、μの低い十勝の路面では本領を発揮しにくいタイヤだと言われていたのを、ユーザー最上位となって覆してくれました。ここ岡山は開発の地でもあったとのことですから、より期待は高まります。
今回もテスト開始は水曜日。レコードタイムは2022年に記された1分45秒302ですが、この年は11月の開催。9月になっても暑さがまだ続く中では、到底出ないだろうと言われていたタイムでしたが、タイヤの合わせ込みを中心にセットアップが進められていったことで、金曜日の専有走行では中山選手は1分46秒435で3番手に。すでに昨年出されたポールタイムには肉迫し、トップとの差もわずかコンマ1秒しかありません。
土曜日に行われた予選も、引き続き猛暑の中での走行になり、中山選手はあえて計測開始と同時にスタートせず。スタッフが雲の位置を確認しつつ、やや陽の陰ったタイミングを見計らって、後半勝負に賭けます。すでに専有走行を上回るタイムがトップによって出されており、中山選手にも好タイムの期待がかかりました。
そして、いつものようにワンアタックを決めた中山選手は、1分46秒297をマーク。ライバルタイヤメーカーが上位を占める中、9番手ではありましたが、ブリヂストン勢としては3番手となりました。
決勝レースは明日、9月15日の12時45分にフォーメイションラップ開始の予定です。12周での戦いとなります。予報では早朝から雨模様とのこと。ウェットコンディションを得意とするブリヂストンとともに、中山選手とIBARAKI TOYOPET RACING TEAMの活躍に、ご期待ください!
「今日の路面に、ちょっと僕らのタイヤが合わなかったですね。上位が全部他社のタイヤになっていました。昨日はSFライツの後だったんですけど、今日はクラブマンが走った後だったので、路面にあっていませんでした。路面温度はほぼ同じぐらいで、気温も同じぐらいで、フィーリングも一緒ぐらいだったんですが、みんなの伸び幅が大きかったということで。ブリヂストン選手権の中では悪くないところにいるので、そこはしっかり、順位じゃなくて。明日の天気が気になりますが、まだ雨の中、走れていないんですよ、新しいタイヤでは。まだ試していなくて、みんなぶっつけ(本番)なんですが、ブリヂストン勢。ただ、他社より雨を得意としているので、ブリヂストンが良くなれば自ずと上に行けるはず。今のペース崩さないで、やって行きたいと思います」(中山雄一選手)