TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 5(予選)
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第4大会、第5戦の予選が十勝スピードウェイで8月24日(土)に開催され、プロフェッショナルシリーズにおいて、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は3番手を獲得しました。
2024年8月24日 十勝スピードウェイ(北海道) | 中山雄一 第5戦予選 3番手
新型トヨタGR86とスバルBRZによって争われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupは今年で3年目を迎え、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き中山雄一選手とともに、全8戦を戦います。
「タイヤは残っています」と語っていた、中山選手は3番手からのスタートです。これはもう期待せずにはいられません。
ところが、ブリヂストン勢は揃ってホイールスピンが大きく、中山選手はスタートで順位を落としてしまいます。2周目のストレートではさらに1台に抜かれ、5番手に後退しますが、これはその周のうちに再逆転。この間に前を行く3台から2秒近く離されたものの、3周目あたりからはペースで上回るように。まずは6周目に軽い接触はあったものの、GRスープラコーナーで1台を抜いて3番手に順位を戻します。
ダブルヘッダー大会だった富士では、予選で天候の読みを誤り、第3戦こそ予選14番手、決勝も15位に終わりましたが、何が幸いするか分かりません。ベストタイムを出した周にしっかりアタックできなかったことでタイヤを温存でき、セカンドベストタイムにおいては3番手になれたのです。その結果、第4戦は3位となり、今季初の表彰台獲得に成功!
北海道唯一の公認サーキット、十勝スピードウェイでの第5戦のエントリーは27台。今季最多となった前大会より9台減ったとはいえ、それでも盛況には違いありません。このコースでは、昨年も中山選手は予選2番手、決勝でも3位となって相性の良さは実証されているので、また表彰台に上がって欲しいものです。
今回も走行は木曜日から開始され、中山選手が使用するブリヂストンのタイヤは、今回からポテンザRE-10Dに改められたこともあり、タイヤを中心にセットアップが走るごとに進められていきます。何より、ここは北海道。それまで本州で猛烈な暑さに見舞われていたので、暑過ぎず、むしろ涼しいぐらいの状態が心地良くもありました。タイヤにかかる負担も、幾分抑えられるでしょうし。しかし、タイム計測が行われた金曜日の専有走行では、赤旗によってアタックのタイミングを逃し、1分33秒170をマークするのみで17番手に。一抹の不安も残してしまいました。
予選が行われた土曜日は、金曜日と比べれば暑い。けれど、全然我慢できるレベル。タイヤの内圧もしっかり合わせ、いつものようにワンアタックに中山選手は臨みます。やはり本番になると、中山選手は強い。先頭から3番目でしっかりクリアラップを取ることができ、記録されたタイムは1分32秒899で3番手に! ブリヂストンユーザーの最上位で、2列目からのスタートですから、チャンスあり。ますます期待は高まります。
決勝レースは明日、8月25日の12時10分にフォーメイションラップ開始の予定。14周での戦いとなります。中山選手とIBARAKI TOYOPET RACING TEAMに、熱い応援お願いいたします。
「昨日の専有走行では散々だったので、良かったです。ギリギリまで攻めて、ちょっとヤバいかなと思うところもありましたが、たぶん大丈夫だと思います。去年、十勝では良かったイメージを持ったまま来て、水曜日からずっと走っていて、その日は気温高くて。今日に近いコンディションだったんです。木曜日からは涼しかったので、水曜日にいいテストができたのが良かったんでしょう。今回から新しいタイヤになって、ブリヂストンの持ち味であるロングランに加え、一段グリップが上がった感じです。十勝は周回数が多くて、しかもコーナーも多いので、スタートでやらかさず抜ければ、十分戦えると思います」(中山雄一選手)