TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 4
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの第4戦決勝レースが、富士スピードウェイで7月14日(日)の午後に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMからプロフェッショナルシリーズに出場した中山雄一選手は3位を獲得。今季初めて表彰台に上がりました。
2024年7月14日(午後) 富士スピードウェイ(静岡県) | 中山雄一 第4戦決勝 3位
第3戦の興奮も覚めやらぬ、わずか5時間足らずのインターバルを経て、第4戦のスタート進行が予定どおり14時55分に開始。中山選手によって、IBARAKI TOYOPER GR86はグリッドに並べられました。早朝の第3戦は気まぐれな天気に翻弄されましたが、第4戦の直前にも怪しい雲が!
しかし、先に結論を言えば、今度は雨が降ることはありませんでした。
「タイヤは残っています」と語っていた、中山選手は3番手からのスタートです。これはもう期待せずにはいられません。
ところが、ブリヂストン勢は揃ってホイールスピンが大きく、中山選手はスタートで順位を落としてしまいます。2周目のストレートではさらに1台に抜かれ、5番手に後退しますが、これはその周のうちに再逆転。この間に前を行く3台から2秒近く離されたものの、3周目あたりからはペースで上回るように。まずは6周目に軽い接触はあったものの、GRスープラコーナーで1台を抜いて3番手に順位を戻します。
もちろん、中山選手は諦めることなく、さらにプッシュしていき、IBARAKI TOYOPET GR86は最終ラップに先行する2台にも追いつきます。
「これはひょっとするかも」の期待を抱かせますが、逆転するにはあと一歩及ばず。しかし、今季最上位となる3位を獲得し、表彰台に上がることになりました。
第5戦は北海道の十勝スピードウェイに舞台を移し、8月24〜25日に開催されます。表彰台に立ったからには、次に目指すはそのてっぺんです。中山選手とIBARAKI TOYOPET RACING TEAMの活躍に、引き続きご期待ください。
「スタートで井口選手を抜かないと厳しくなると思い、めちゃくちゃ気合い入れすぎてホイールスピンしまくりで、全然ダメでした。ただ、同じブリヂストンの井口選手も吉田選手も良くなかったので、ライバルメーカーの方が蹴り出しは良かったんでしょうね。それでやられちゃいました。でも、3周ぐらいしたらペース良くなって、2台は簡単に抜けたんですが、トップ2台はやっぱり速かったですね。追いついたけど、ちょっと足りなかった。あと10周欲しかった、いや、あと2周でも良かったですね、そんなレースばっかり(苦笑)。だから、組み立てとしては良かったですが、最後の最後に気合が空回りしていました。次の十勝は去年悪くなかったので、今回もいいところはあったから、十勝でもまた頑張ります」(中山選手)
「レース2で予選の番手はキープできたので、良かったと思っておりますが、優勝を狙っていたので、悔しい思いでいっぱいです。内圧もちゃんと上がってきたのは、タイムを見て確認できていたので、スタートがどうしても他メーカーとの差が出てしまったので、そこは悔しいところがありますね。次戦はそういうことのないよう、改めて気を引き締めて頑張ります」(高橋エンジニア)
「サーキットは初めてで、天候に恵まれなかったというのはありましたが、ちゃんと練習走行や予選がしっかりできて、みんなのカバーもできたと思います。最後のレースで3位になれたというのも、自分が頑張ったからっていうのも少しは入っているのかと思います(笑)。表彰台に上がったのを見られて、嬉しかったです。自分的には100点をつけたいです!」(竹内メカ)
「前回来たのが6年ぐらい前で、オートポリスで参加させてもらって以来になります。前とは現場の雰囲気も違って、ドライバーもメンバーも違っていたので、新鮮な印象でしたね。楽しく参加させていただきました。天気にアタフタさせられましたが、それも思い出というか、いろんな経験させてもらって良かったなぁ、と思います。点数としては70点とか80点で、もうちょっとやれたことがあったんじゃないかとも思いますが、できる限りはやれたと思います」(宮本メカ)
「サーキット初めてではなくて、幼少期の頃は父親に連れられて、よく来ていました。社会人になってからは初めてです。やってみないと分からないことがたくさんありましたし、何よりレースをやる立場として、勝負の世界の厳しさも知りましたし、何よりチーム一丸でレースをやっているという楽しさと、結果を残せた時の喜びを分かち合えたのが大きかったですね。初めてのことばかりでしたから、自己採点するなら50点ぐらいですかね。また機会があれば来たいと思いますし、その時にまたスキルアップできたらな、と思っています」(藤下メカ)