TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 3・Round 4
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第3大会、第3戦・第4戦の予選が富士スピードウェイで7月13日(土)に開催され、プロフェッショナルシリーズにおいて、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は15番手、3番手を獲得しました。
2024年7月13日 富士スピードウェイ(静岡県) | 中山雄一 予選第3戦 15番手 予選第4戦 3番手
新型トヨタGR86とスバルBRZによって争われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupは今年で3年目を迎え、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き中山雄一選手とともに、全8戦を戦います。今季唯一のダブルヘッダー大会のエントリーは36台と、今季最多となりました。
今回は予選が1回のみ行われ、ベストタイムで第3戦の、そしてセカンドベストタイムで第4戦の決勝グリッドを決定。つまり普段とは異なり、一発だけでなく、もう一発の速さも問われます。
前回のオートポリスでは予選こそ16番手だった中山選手でしたが、それでも決勝では11位を獲得。またしても予選より順位を上げてきてくれました。そこで今回まず目標とされたのが、予選で2戦とも上位につけること。そうなれば、大量得点は間違いなし! そのため、木曜日から開始された練習では普段とは異なり、連続アタックに精力が注がれます。
しかしながら、金曜日は終日あいにくの雨模様。午後の専有走行では自己ベストタイム2分9秒070が5番手、セカンドベストタイムも2分9秒172で、まずはウェットコンディションに関しては、好感触をつかんだ上で予選に臨むことになりました。
ところが予選の行われた土曜日は、朝から晴れ間が広がって対照的な天気に。そのまま完全にドライコンディションが保たれていれば、2分1秒台を金曜日の木曜日の練習では出せていた中山選手でしたから、やはり自信を持って予選に挑めたはずです。しかし、徐々に空模様は怪しくなっていき、肝心の予選を間近に控えていた段階で、いつ降り出してもおかしくない状況に……。
コースオープンと同時に、ほとんどの車両がピットを離れていく中、あえて中山選手はすぐに出ず、半周ほどタイミングを遅らせてコースイン。
しかし、これが裏目に出てしまいます。雨はポツリポツリと降り始めてしまったのです!そのため最初のアタックでは、2分2秒144を記録するに留まって15番手に。
ところが、何が幸いするか分かりません。最初のアタックで攻めきれなかったことでタイヤを温存でき、続いてのアタックでは2分2秒915と最小限の落ち幅としたことで、3番手を獲得したのです!
プロフェッショナルシリーズの第3戦決勝レースは、日曜日の9時5分にスタートの予定。現時点での予報では、午前の天気は雨とのこと。中山選手と「IBARAKI TOYOPET GR86」の活躍にご期待ください。
「出るタイミング、間違えちゃいました。僕の判断です。雨、降らないと思ったんですよ。みんなより半周分、遅らせていったからアウトラップでもう濡れていましたから。でも、それが逆に良かったんです。1周目は行けなくなってプッシュできなくなっていたから、タイヤ残っていて、2周目が良くなった。順当に行っていたら8番手、8番手とかだったかもしれませんし、レース2でいい勝負できるよう頑張ります。大量得点狙います」(中山雄一選手)