TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 7
プロフェッショナルシリーズの予選において、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は、2番手を獲得しました。
2023年11月25日 富士スピードウェイ(静岡県) | 中山雄一 /予選2番手
IBARAKI TOYOPET RACING TEAMが挑む、GR86/BRZ Cupの第7戦(最終戦)が富士スピードウェイで11月25日(土)から開催され、プロフェッショナルシリーズの予選において、「IBARAKI TOYOPET GR86」をドライブする中山雄一選手は、2番手を獲得しました。
2年目を迎えた、新型トヨタGR86とスバルBRZによって争われるTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き中山雄一選手とともに、7戦中5戦を戦います。
今回のエントリーは前回より1台増となる41台。最終戦であり、また富士が舞台ということもあって、チャンピオンを争うドライバーには普段より緊張感に満ちた、それ以外のドライバーにとっても有終の美を飾りたいという思いが強いはずです。
このレースウィーク、中山選手はインタープロトシリーズとのWエントリーとなりますが、他にもWエントリーのドライバーもいるため、タイムスケジュールは考慮されており、練習走行も含め2セッション連続で走行することはありませんでした。むしろ、いい具合にテンションが保てたのではないでしょうか。
各セッションを精力的に走行し、締めとなる金曜日午後の専有走行では、中山選手は2分1秒295を記録して6番手につけており、準備は万全のようです。
予選は土曜日のお昼から行われ、計測時間は今回も15分。さまざまな車両が直前に走りましたから、練習時とどうコンディションが変わっているか気になるところですが、1時間あまり前に中山選手はインタープロトシリーズの予選も走っています。その意味では、状態の把握は誰よりできていたかもしれません。
コースインのタイミングも順位を左右する要素ですが、比較的中間のピット配置だったこともあり、すぐに出てもクリアラップが取りにくいと判断。中山選手はあえて7分ほど経過してから走行を開始し、後半に勝負を賭けます。
早々にアタックを開始したドライバーが2分0秒台に入れる中、我慢に我慢を重ねた中山選手は普段なら計測1周目からアタックしますが、今回はアウトラップと計測1周目をウォームアップに充てて、計測2周目からアタックを開始。この狙いが大的中。2分0秒105を叩き出して、見事2番手につけることとなりました!
プロフェッショナルシリーズの決勝は明日、11月26日(日)の11時にスタートの予定です。現在のランキングは7位。これをひとつでも上げられるよう、中山選手は全力を尽くしてくれるはずです。応援、よろしくお願いします!
「今日がより寒くなることを見越して、昨日から計測2周目からのアタックはシミュレーションしていました。後半に出て行ったので、どういう感じで温めている人が、いい感じでタイム出しているのか確認できたのも良かったですね。1周目から速いタイムを出している人もいれば、2周目から行っている人もいたので、『ああ、けっこう温めていいんだ』と思って、アウトラップと計測1周目はかなり温めて、計測2周目に全部集約という感じで行きました。正解でしたね。トップは他社のタイヤですし、僕も富士のロングランは自信があるので、ブリヂストンの強いところをメリットとして使って、頑張れたらいいなと思っています」(中山選手)