TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 6
予選こそ11番手ながら、決勝では序盤のスパート決めて課題はクリア
6位を獲得して4戦連続で入賞、ランキングでも7位に浮上!
2023年10月28~29日 鈴鹿サーキット(三重県) | 晴れ/ドライ 10周(39台) | 中山雄一 /予選11番手/決勝6位
新型トヨタGR86とスバルBRZが用いられ、2シーズン目となるTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き参戦。
「IBARAKI TOYOPET GR86」で、3年目のタッグとなる中山雄一選手を擁し、プロフェッショナルシリーズで全7戦中5戦に臨む。シリーズ第6戦の舞台は、鈴鹿サーキットだ。
前大会から1か月半、10月も下旬となると暑さではなく、むしろ寒ささえ感じるまでに。幸い、予選は秋晴れの好天に恵まれ、程良いコンディションで予選が行われた。アタックのタイミングを前半とするか、後半とするか判断が分かれるところだが、鈴鹿ではコースアウトによって路面が汚れたり、強いては赤旗が出され、その時点で計測終了となったりすることが稀ではない。ピット位置が最終コーナー寄りであったこともあり、中山選手はピットで2本ほど待機。ポジショニングを整えてからアタックを開始する。
もちろん今回もアタックの機会は1周のみ。スーパーフォーミュラの走行直後で路面にラバーが乗り、より向上したコンディションに合わせて中山選手は、コースを果敢に攻め立て2分26秒161をマーク。11番手となった。
「路面が昨日よりもだいぶ良くなって、タイムも上がって、フィーリングも良くなったという感じでしたが、要所にミスがあって、もったいないなぁ、残念だったなぁ、というところはありますが、なんとか明日は11番手からなので、ポイント取れるように頑張ります」(中山選手)
8周で争われる決勝レースも好天に恵まれ、過不足ないコンディションでバトルが繰り広げられた。中山選手はスタートをしっかり決めて、得意とする1周目の大渋滞からの突破にまたしても成功。9番手にまでポジションを上げる。その後も2周目のS字でひとつ順位を上げ、6周目のシケインでも1台を抜いて7番手に。終盤も5番手を争うセカンドグループの中で、さらなる上昇が期待されたものの、先行する車両もミスを犯さず。
最後はコンマ3秒及ばず、中山選手は7位でゴール。さらに上位のペナルティもあって、ひとつ順位を繰り上げて6位となり、4戦連続でポイントを獲得した結果、ランキングでもふたつ順位を上げて7位となった。次大会は11月25〜26日に行われる富士スピードウェイでの最終戦。中山選手のホームコースで、今シーズンの集大成とすることが期待される。
「スタートからの加速が良くて、前に追い着いていって、2コーナーのバトルで内側を走って2台抜けました。スタートから1周目、2周目のペースを上げるのが課題だったので、そこはうまくクリアできたと思います。あとは予選が良ければ。決勝のペースは全然問題なかったですし。後半、『もう少し抜けるかな?』と思って組み立てて行きましたが、意外と前もペース落ちませんでした。けっこう荒れたレースの中、無傷で終えられて6位を獲得できたので、いいレースでした。次の富士はいい感触があるので、予選から決めたいです」(中山選手)