TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 4
2シーズン目のGR86/BRZ Cupの第4戦決勝レースが、十勝スピードウェイで8月20日(日)に開催され、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMからプロフェッショナルシリーズに出場した中山雄一選手は2番手からスタートし、3位でゴール。自身とチームにとって初めての表彰台を獲得しました。
2023年8月20日十勝スピードウェイ(北海道) | 曇り/ダンプコンディション | 中山雄一 /3位
決勝レースもドライコンディションの戦いになると思われましたが、日曜日早朝の天気はなんと雨。しかし、水曜日の練習でウェットコンディションを走っている中山選手です。その意味では、もうひとつ上のポジションも狙えそうでした。しかし、スタート進行が始まる頃には雨はやんで、雲の切れ間から青空が見えるように。いわゆるダンプコンディションでのレース開始となりました。
中山選手は無難なスタートを切りましたが、その後方から鋭いダッシュを決めた一台があり、1コーナーでひとつ順位を下げてしまいます。しかも低めの内圧としていたことが裏目に出て、1周目を終えた時点で、トップ2から引き離されてもいました。しかし、3番手争いの先頭として激しいバトルを繰り広げ、鉄壁のガードで逆転を許さず。逆に後続のバトルがより激しさを増す間に、中盤からは単独走行に持ち込みます。
終盤になると、ようやくタイヤの内圧もマッチしたことから、中山選手は一時3秒にまで離された差をぐいぐい詰めていきます。ラスト3周は2番手の車両の背後につけて、最終ラップの8コーナーでアタック! しかし、逆転するまでには至らず、3位でゴールすることとなりましたが、GR86/BRZ Cupでは中山選手にとっても、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMにとっても初めてとなる表彰台に立ちました。
次の戦いは9月9〜10日に、岡山国際サーキットで開催される第5戦となります。今度は初優勝に期待! 引き続き応援よろしくお願いします。
「ちょっと悔しさは残りますけど、悔しさが残るようなレースができて良かったです。話を聞くに、僕が内圧いちばん低くて、最初の5周がつらくて、そこでかなり空けられちゃったので、あと10周あったらトップまで行けましたね(笑)。もうちょっと上げておけば良かったし、セットもちょっと間違ってしまいましたが、そういったことも明確なので、すごく良かったです。ここまで長かったですけど、前回4位で、もうちょっとで……というところから表彰台。まだトップ争いの戦い方を分かっていないところがあるので、しっかりそこを改善していきたいです。スタッフの皆さんが普段の仕事も忙しい中で、いろんなこと考えてくれて、ここまで来られました。いろんな人の力を借りながら、ここまで来られたのは良かったです」(中山雄一選手)