TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 2
今年も中山雄一選手とともに戦う、GR86/BRZ CUPプロシリーズ
初陣は予選、決勝ともに4位。チーム最上位を獲得する!
2023年6月11日 オートポリス(大分県) | 曇り/ドライ | 中山雄一 中山雄一 予選4番手/決勝4位
新型トヨタGR86とスバルBRZが用いられ、2シーズン目となるTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに、IBARAKI TOYOPET RACING TEAMは引き続き参戦。「IBARAKI TOYOPET GR86」で、3年目のタッグとなる中山雄一選手を擁し、プロフェッショナルシリーズで全7戦中5戦に臨む。今年最初のレースは、オートポリスが舞台のシリーズ第2戦だ。
梅雨時であり、台風の接近もあったため、悪天候が心配されたものの、日曜日のオートポリスは、早朝こそ未明の雨で路面が黒く染められたものの、予選の頃にはほぼドライに戻っていた。ただし、雨がいつ降り始めてもおかしくなかったため、ほとんどのドライバーが予選スタートと同時にコースイン。中山選手も、そのひとりだった。
前に2台だけ置く状態でアタックを開始し、スリップストリームで抜くまでには至らずも、ストレートで抵抗を減らしてワンアタックをしっかり決めた中山選手は2分7秒544をマークして4番手を獲得。今季最初のレースを、チームベストの結果とした。
「スリップストリームはものすごく聞いていたわけではないですが、きれいに使わせてもらいました。決勝に向けたロングランのテストもしっかりできていますし、団子(状態)の決勝になると思うので、その中でしっかり戦えるよう、頑張ります!」(中山雄一選手)
予選の終了直前に降ってきた雨は、その後降ったりやんだりを繰り返していた。決勝レースのスタート進行が始まる前は、路面もうっすらと濡れていたが、雲の切れ間から日差しが注がれると、急速にコンディションが回復。全車グリッドに並んだ時には、ほぼドライになっていた。
中山選手の並ぶアウト側は、走行ライン上ではないため不利かと思われたが、スタート後の蹴り出しは悪くない。1コーナーにポジションキープで飛び込むも、予選後に予想したとおり団子状態で飛び込んでいった3コーナーで、接触があってコースを外れ、芝生を走らざるを得ず。この間に7番手に順位を落としてしまう。前を行くのはSUPER GTの監督でもある脇阪寿一選手。しかし忖度なく激しいバトルを繰り広げ、7周目の第2ヘアピンで前に出る。
なおも中山選手の勢いは衰えず、9周目の第2ヘアピンで1台をパスし、さらに先行する車両のピットインで4番手に浮上! ついに表彰台が見えてきた。最終ラップのゴール前では、前を行く車両に並びかけるも、逆転にはあと一歩及ばず。それでも中山選手はIBARAKI TOYOPET RACING TEAMに、チーム最上位となる4位をプレゼントしてくれた。
次なる戦いは8月19〜20日に十勝スピードウェイで開催される第4戦。もう目指すは表彰台しかない!
「1周目に接触があって、順位を落としてしまったのがもったいなかったです。それさえなければ! タイヤは最後まで保って、最終ラップはいちばん速かったと思います。表彰台は次のお楽しみとします。今回、初めてドライでもいいレースができましたし、レース中も速かったから、今までの課題が全部クリアできました。なんでか分かりませんが(笑)」(中山雄一選手)