TOYOTA GAZOO Racing GR86 /
BRZ Cup PROFESSIONAL Series Round 3
練習の好調ぶりから一転、予選のセット選択がすべて裏目に。
1周目の大躍進も、その後につながらず、無念の15位に
2022年9月24〜25日 十勝スピードウェイ(北海道) | 晴れ/ドライ 14周(23台) | 中山雄一 予選23番手/決勝15位
トヨタGR86とスバルBRZによって争われる、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに、今年もIBARAKI TOYOPET RACING TEAMは参戦を継続。引き続き中山雄一選手に「IBARAKI TOYOPET GR86」を託して、プロフェッショナルシリーズ全戦を戦う。第3戦の舞台は北海道の十勝スピードウェイだ。
前回のレースでは予選の直前になって雨に見舞われ、大波乱の予選となったが、今回は逆で未明まで降り続いていた雨は、予選の前にようやく路面を乾かしていた。金曜日の専有走行では2番手と好調だったが、予選の前に改められたセットは、コンディションとマッチせず。計測時間いっぱいまで攻め続けた中山選手だったが、トップから2秒遅れの1分37秒782を記すのがやっと。23番手となった。
「水はほとんど浮いていない状態で、ちょっと路面にはドライな部分も出ていて、考え得る中では割とドライセットに寄せていきましたが、寄せきれなかったようです。路面状態によって全然タイムが出たり、出なかったりという差が大きいので、どんな状況でもしっかり走れるセットを見つけなきゃいけないなと思いました。決勝も諦めず、頑張ります」
(中山雄一選手)
青空の下で行われた決勝では、スタート直後の混乱を巧みに回避し、オープニングラップのうちに中山選手は17番手にまで浮上する。さらにトラブルでペースの鈍った車両を7周目にかわして16番手に上がり、続いて前を行く2台をロックオン。背後からプレッシャーをかけ続けてミスを誘うも、抜きどころの少ないコースでは逆転のチャンスを与えられず、そのまま16位でゴールした。
しかし、上位の一台に再車検で車両規則違反が発覚。失格となり、中山選手はひとつポジションを繰り上げて15位となった。次回のレースは10月29〜30日に鈴鹿サーキットで開催される。今季唯一ビッグイベントのサポートレースで、大観衆の見守る中での一戦とあって、中山選手の奮起に期待したい。
「スタート直後はごちゃごちゃで、後ろからじっくり見ていたので、無事に切り抜けられました。まぁ、それで終わりでしたが(苦笑)。前半はタイヤを温存して、やるなら後半勝負だと思って、前の2台に迫っていったんですけど、追いついただけで終わりました。今回も予選でしたね、ちゃんと走れていれば。次の鈴鹿では、今まで積み重ねたものを活かし、もう後ろの方には行かないように! さらに前に行けるように、頑張りたいです」
(中山雄一選手)