
11月13日水曜日、オンライン上にてJEGT企業対抗戦ラウンド2予備 予選が開催されました。
ラウンド1が惜しくも予備予選敗退となり、その悔しさを晴らすため、茨城トヨペットeモータースポーツクラブチーム「e-NE」はラウンド2予備予選に挑みました。社員ドライバー GRガレージつくば 田上蒼竜が出走しました。
企業対抗戦予選エントリーは21チーム。2グループに分けてレースを行い、各グループ上位5チーム計10チームが11月23日オンライン上で行われる、本戦に出場できます。
レギュレーション
サーキット:インテルラゴスサーキット(ブラジル)
周回数:7周
タイヤ消耗:4倍
燃料の消耗:6倍
使用タイヤ:レーシングミディアム
使用義務タイヤ:なし
壁接触ペナルティ:タイムペナルティ(小)
車両接触ペナルティ:オフ
ピットホワイトカットペナルティ:あり
レース中のゴースト化:なし
レースレポート
<予選>
ラウンド2の舞台はブラジル・インテルラゴスサーキット。 グランツーリスモの大会でも数多く採用され、実車の世界ではF1も開催される世界屈指の名門サーキット。「スープラでインテルラゴスならいけるかもしれない」と日々練習に励んだ田上選手が出走しました。5分間の予選、スタートに成功し先頭集団で走り出すことに成功。アウトラップの1コーナーで1番手選手が外に膨らんだタイミングでインを差し、相手のわずかなミスも逃さない実車レースで培った確かな観察眼で1番手に浮上!!!予選アタックに挑みます。前に車がいないクリーンな状態で自分のラインを走ることができ、アタック1周目で2番手タイムを出し、決勝レースは2番グリッドからのスタートを決めました。
ドライバーコメント
eスポーツの大会は初めてで緊張と不安があったのと、実車と違って一人きりの空間ではなくて数メートル先に人がいる環境がすごい新鮮に感じました。予選のセッションは先頭で出ることが出来ました。機械の処理スピードに感謝です。(笑)
練習からタイムにバラツキがあったこともあって足がプルプルしながらのアタックでしたが、1周目からほぼ自己ベストタイムを出せたのはとても良かったです。セクターベストを繋げたらあと0.3秒くらい上がるのと、2、3周目にタイム上げられないのは課題ではありますが、一先ず2番手と好位置に付けられたのでホッとしました。


<決勝>
7周の決勝レースは2番手フロントローからのスタート。田上選手はカート出身で昨年はFIA-F4にも参戦している現役実車ドライバー。
2024年10月には茨城トヨペットレーシングチームより、GR86/BRZCUPクラブマンクラスにスポット参戦。 12月初旬にはスーパーFJ日本一決定戦への出場も控えている。レース経験は申し分ないが、eスポーツのオンライン大会はほとんど経験がない。
”レースをしているのに、同じ空間に人がいるというeスポーツならではの環境に、序盤から2周目まではミスの度に声を漏らし緊張している様子だった。
しかし、3周目以降は自分のリズムを取り戻したのかミスなく順調にレースを進めていく。
面白いことに、緊張してのが嘘だったかのように安定したレースペースを刻んでいく。
緊張から解き放たれレースを自分のものにしていくのは、さすが実車経験者と言えるだろう。
その後も順調に周回数を重ね、3番手以降に付け入る隙を与えず2番手のままチェッカー。
「e-NE」初めての公式大会、JEGT企業対抗戦本戦に出場を決めました。
ドライバーコメント
スタートは悪くなかったのですが、2周目までは緊張からかミスが多くトップから離されてしまいました。
幸い後ろとも差がついたのでそこからは1人旅のレースでした。3周目からは落ち着きを取り戻し、自分でもびっくりする程ラップタイムがぴったり揃ってコンスタントに周回を重ねていきました。
自分の中では何回か危ういシーンがあったのですが、スピンとかはせず無事にゴールまでマシンを運べて安堵しています。まだトップグループとはペースに差があるので、レースシュミレーションを繰り返してレースペースを改善して本番に挑みたいと思います。
チーム一丸となりこのRd.2予備予選に向けて準備をして参りました。
前回の予備予選敗退の悔しさと、全国の強者たちと互角に戦えることが分かった自信がチームの士気を高め今回の予選突破に繋がりました。
本戦は11月23日土曜日、オンラインで開催されます。
引き続き、茨城トヨペット社内eスポーツクラブe-NEへの熱いご声援をよろしくお願いします!
